ハインツ=ウルリヒ「ウリ」ライヤーと巡る、科学と語りと海の航海
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ハインツ=ウルリヒ「ウリ」ライヤーと巡る、科学と語りと海の航海

2025年6月26日|8 分で読めます

鳥類の協同繁殖や新種のカエルの進化を数十年にわたって研究し、生物学の博士号に加え、動物学、遺伝学、生化学の学位も持つウリ・ライヤーは、現在、探検クルーズの船上で自らの知見を分かち合っています。彼の講義は、深い科学的洞察と親しみやすい語りを織り交ぜ、ゲストの方々に極地の世界を単なる目的地としてではなく、進化、行動、そして自然と人為の両方による変化によって形づくられた生きたシステムとして見つめるよう誘います。

「私は自然をただ見たいのではなく、なぜそうなっているのかを理解したかったのです。」
「私のような科学者にとって、砂漠は楽園なのです。」

こんにちは、ウリ!あなたを北極へと何度も引き寄せ続けているものは何でしょうか?

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ウリ:私はずっと砂漠に魅了されてきました。灼熱の砂の砂漠も、氷と雪の寒冷な砂漠も同じです。一見すると単調で生命のない場所に思えますが、よく見ると驚くほど多様であることがわかります。地層のわずかな違い、植物や動物の特殊な適応、さらには以前そこに人が暮らしていた痕跡が隠れていることさえあるのです。私のような科学者にとって、砂漠は楽園なのです。灼熱の砂漠(サハラ、アタカマ、中国のタクラマカン、オーストラリアのアウトバック)を何度も旅した後、数年前に北極こそが自分の楽園だと見出しました。

自然に惹かれるきっかけは、どこから生まれたのですか?

ウリ:自然は幼い頃から私の人生の一部でした。ハンブルク近郊の農場で育ち、家族と田舎をハイキングしたり野鳥観察をしたりして過ごしました。学校では刺激的な生物の先生にも恵まれました。その幼少期の体験は私の中に残り、生物学を学ぶという選択へとつながったのです。

協同繁殖の研究はどのように発展し、ケニアやオーストラリアでの経験はあなたにどのような影響を与えましたか?

ウリ:学生時代には、海洋生物学から野鳥観測所まで、さまざまな生物学の分野を試してみました。そのうえでマックス・プランク行動生理学研究所を選びました。そこは行動生態学の研究拠点で、動物の行動を進化による適応として捉えていました。このアプローチにはフィールドワークが欠かせず、私にはぴったりでした。私は長年在籍し、ケニアでは長期の研究を、オーストラリアではより短期の研究を行いました。これらの経験から、行動を理解するには動物を自然環境の中で研究する必要があると確信するようになりました。その結果、チューリッヒ大学に着任後に私が立ち上げ、指導したすべてのプロジェクトも、行動と環境の密接な結びつきを特徴としていました。

行動、遺伝学、生態学、進化を結びつけることが、なぜそれほど重要なのですか?

ウリ:北極でも熱帯でも、陸でも海でも、今日私たちが動植物に見ているものは、進化によって形づくられています。自然選択によって選り分けられた遺伝的変異です。ある種を本当に理解するには、そうした層すべてを研究しなければなりません。つまり、今日観察しているものも、過去を知ってこそ完全に理解できるということです。これは単なる学問上の話ではありません。保全や家畜の品種改良、その他の応用分野も、種がどのように機能し、遺伝的構成や進化の発達と制約によって適応の限界がどこにあるかを知ることに依存しているのです。

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言葉で世界をつなぐ

科学を研究室の外に持ち出し、日常生活に届けることが、あなたにとってなぜ大切なのですか?

ウリ:科学は何らかの形で人類の役に立つべきです。医学のように、それが明らかな場合もあります。私が行ってきたような研究を含む基礎科学では、後に(たとえば自然保護に)応用される可能性のある発見もありますが、主な目的は自然界の基本法則と関係性を理解することです。人々は好奇心を持っています。ポピュラーサイエンスの本を読んだり、ドキュメンタリーを観たりします。私は一般向けの発信を、オペラや演劇のような文化的な豊かさだと考えています。狭い意味での「役立つ」ものではないかもしれませんが、私たちの人生を豊かにしてくれるのです。

旅は、あなたの科学者としての考え方の自然な延長線上にあるものですか?

ウリ:実は、その逆だと思います。最初に好奇心を呼び覚ましたのは、散歩や家族との休暇でした。私は自然がそうであることを見たいだけではなく、なぜそうなっているのかを理解したかったのです。その好奇心は一度も途絶えていません。それが私を科学者にした原動力であり、探検クルーズのゲスト講師になったのも、そこから来ています。こうした旅では新しい場所を訪れ、旅の仲間と考えを分かち合い、好奇心を持ち続けることができるのです。

航海にはどのように備えるのですか?聴衆によって話し方を変えるのですか?

ウリ:私の目標はいつも同じです。人々に「興味深く、ためになり、楽しかった」と言ってもらうことです。もちろん、聴衆に応じて調整します。クルーズのゲストと生物学の学生とでは、アプローチを変える必要があります。ですが、私は両方の分野で何十年もの経験があるため、適切なスタイルを選ぶことは難しくありません。講義は地域に合わせて組み立てています。たとえば北極の生態系を説明する際には、スヴァールバルのトナカイや、グリーンランドのジャコウウシについてお話しします。

あなたは俗説を覆す講演で知られていますね。北極について、よくある誤解は何ですか?

ウリ:Swan Hellenicがこれを「俗説の検証」と呼ぶのは、ユニコーンやドラゴンといった伝説上の生き物について私が書いた本があるからです。ただ、北極についてよくある誤解は、今もなお手つかずの原生状態が保たれているというものです。それはもう事実ではありません。気候変動、汚染、外来種、オーバーツーリズムは、現実の脅威です。私は講義で、こうした変化と、そこに私たち人間が果たしている役割について取り上げています。

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荒野で見出す明快さ

今でも驚かされる極地の動物はいますか?

ウリ:寒冷砂漠という景観そのものが、驚くような発見や洞察を何度も与えてくれるため、私を魅了し続けています。ですが、もちろん特定の種にも今なお心を奪われています。ホッキョクグマ、ジャコウウシ、ホッキョクギツネ、クジラ、セイウチです。そして海鳥の世界も。夏の繁殖期には、海鳥たちがまさに景観に命を吹き込んでくれるのです。

船上で複雑な科学を、どのようにわかりやすく伝えているのですか?

ウリ:私はいつも、身近なこと――みんなが共有している体験や、誰もが目にしたことのある観察――から始めます。そこから、その細部をより広い文脈の中で説明します。たとえば生理学や生態学の基本的な法則を用いるといった具合です。その後、行動研究、遺伝学、進化学など他分野の関連する研究成果へと橋を架けていきます。写真、動画、アニメーションといった視覚資料も使い、ユーモアや参加型のやり取りも取り入れています。そうすることで、そのテーマに初めて触れる人でも、話に引き込まれていくのです。

探検クルーズは、気候変動や自然保護への意識を高めるのでしょうか?

ウリ:はい、こうした旅には、間違いなく意識を高める力があります。「人は知っていて愛するものしか守らない」という言葉があるように。私のクルーズでは、ゲストの方々から、以前はあまり保全について考えたことがなかったと、よく言われます。講義を聴き、自分の目で環境を目の当たりにすると、変化を起こしたいと思うようになるのです。全員が行動に移すわけではありません。それでも、何人かが行動し、ほかの人々にも態度や行動を見直すきっかけを与えられれば、その航海は長く続く影響を残すことになるでしょう。

今回は英語でお話しされるそうですね。言語によって、教え方は変わりますか?

ウリ:今回の旅はすべて英語で行われます。Swan Hellenicの船内で使われている言語だからです。ただ、ドイツ語を話すゲストの方々とは、寄港地観光や食事の時間など、くつろいだ場ではいつでもお話しできます。私にとって言語を切り替えても教え方は変わりません。チューリッヒ大学の教授として、長年この二つの言語でコミュニケーションを取ってきたからです。

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旅する知性、変わりゆく世界

特に取り上げたいテーマは何ですか?

ウリ:私が取り上げるテーマには、北極の生態系が南の地域とどう異なるかがあります。季節による劇的な変化や、スヴァールバル、アイスランド、グリーンランドといった場所に生息する独特の動物相などです。これらのテーマは、生物が環境にどう適応し、その限界がどこにあるのかを理解する助けになります。また、「ホッキョクグマ――気候変動の象徴」と題した講義では、気候変動についてもお話しします。その中では、極端で一方的な見方に疑問を投げかけ、感情よりも事実に目を向けるよう呼びかけています。

Swan Hellenicのゲストの方々に、ご一緒する時間から何を持ち帰ってほしいと願っていますか?

ウリ:訪れる土地の美しさと、そこに生息する植物や動物の魅力的な多様性への感謝。生態系全般、とりわけ北極の生態系についての、より深い知識と理解。そして、環境の脆弱さへの自覚と、緊急かつ直ちに保護が必要であるという認識です。

科学に生涯を捧げてきた後も、何があなたにインスピレーションを与え続けているのですか?

ウリ:科学者は、引退しても好奇心を手放すことはありません。今も学び、探検し、問いを立て続けたいと思っています。どの航海にも新しい発見があります。スヴァールバルのように、以前訪れたことのある場所でもそうです。ゲストの方々や同僚からも学んでいます。私が一度も考えたことのなかった視点を示してくれる人もいれば、この地域について私よりはるかによく知っている人もいます。だからこそ、毎回ワクワクするのです!

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